- 銀歯を被せた歯でも、また虫歯になるのですか?
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冠を抜せた歯でも、歯ブラシがきちんとされていないと被せた冠と歯の隙間から虫歯になってしまいます。 特に神経を取った歯は虫歯になっても、根の方で化膿しない限り痛みを感じないので、虫歯が進行してもわかりません。被せた後も,きちんと歯ブラシすることと、定期的に歯科医院に行って、チェックしてもらう事が大切です。
- 歯周病が全身に与える影響はありますか?
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プラークコントロールが不十分な個所があれば細菌が繁殖し、そのうち、歯と歯茎の間に歯周ポケットという細菌の巣ができます。 その場所は空気が入り込めないため、空気を嫌う細菌の絶好のすみかになります。その細菌が歯周病を悪化させ、全身に悪影響を与えているのです。ポケット内には血管も通じていますから、細菌は当然ポケット内の血管を通って全身に入り込みます。 口の中はもちろん、全身の管理のためにもプラークコントロールをしっかりしましょう。 問違ったブラッシングでは効果はありません。 そのため、歯医者さんで正しいブラッシング法を指導してもらいましょう。
- 妊娠しているのですが、歯の治療をしても大丈夫ですか?
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母子と共に一番安定しているのは妊娠中期(4ヶ月~6ヶ月)だと言われています。従って、治療の内容で胎児に負担をかけるような治療は別として、一般的な歯の治療はこの時期にされるのが適切かと思われます。治療にあたる先生も十分に心得て処置されるはずですから、よく相談され治療を受けになってください。 また、妊娠中はお口が汚れやすくなりますので、早めに定期健診を受けることをお勧めいたします。
- 奥歯には保険で白い歯を入れることができますか?
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小臼歯(犬歯より奥にある、2本の歯)には、硬質レジンジャケット冠という金属を用いないプラスチックに似た白い材料で、被せることができます。ただし、この歯は脆さが欠点なので、咬み合わせがきつい場合は使えない事があるので歯科医の説明をうけてください。硬質レンジ前装冠という金属の裏打ちを用い強度を増した白い歯は、前歯(犬歯までの6本の前歯)のみに保険が適用になります。大臼歯は金属の冠しか入れられません。
- 歯周病を悪くする要因はなんですか?
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目に見えるところにつく歯石よりも、歯と歯ぐきの隙間に隠れて見えない歯周ポケットの中の歯石(歯肉縁下歯石)が歯周病を悪くします。タバコのニコチンは血流を悪くするため歯周病を悪化させます。 タバコは歯周病を悪化させる最大の危険因子です。
- 歯石はどのようにして取りますか?
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歯石は固く、歯にこびり付いているため、自分では取れませんので歯科医院で取ってもらってください。 歯科医院では専用の器具、超音波スケーラーとハンドスケーラーで除去します。 歯石を取ることは歯周病の予防・治療に大変重要なので、定期的に歯科医院で歯と歯ぐきのチェックをしてもらい、歯石を取ってもらいましょう。
- どんな歯ブラシを選べばいいですか?
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ヘッド(毛の植わっている部分)が小さくて細身の歯ブラシがお勧めです。小さいほうが口の中で扱いやすくすみずみまで磨け、それだけ磨き残しも減らせます。 毛の多い高密度植毛なら、コシが出て軽い力でプラークを楽に除去できます。
- 歯が抜けてしまったのですがそのままにしていいのでしょうか?
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「歯が一本抜けたくらいで、どうってことはない」と思っている人は多いようですが、これは大きな間違いです。歯の位置は、隣同士や上下の歯が接触することで互いに支えられているので、抜けっぱなしでは、歯が徐々にずれてかみ合わせが悪くなります。 かみ合わせが悪いと、食べ物の消化が悪くなって胃腸に負担をかけたり、同じ場所だけでかむ習慣がつき、左右の筋肉に発達の差が出てしまいます。 顔の形がゆがんだり、出っ歯になることもあります。具体的には、義歯やブリッジを入れて、抜けたところを補うのが一般的です。歯の状態や抜けた本数などによって、処置のしかたが違ってくるので、歯科医に相談しましょう。